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甲府ライオンズクラブ
Kofu Lions Club

〒400-0032
 山梨県甲府市
 中央1-12-37
 IRIXビル8F  地図
 TEL: 055-221-0808
 FAX: 055-221-0707
 E-Mail: info@kofu-lc.jp
 



 2020~2021年度準備理事会において

2020/6/17掲載

 2020年6月5日金曜日、ライオンズ事務局において理事会が執り行われた。
まだコロナ禍の残る社会情勢の中、中込会長、梅田幹事を中心に、小林次期甲府ライオンズクラブ会長、松木L、三枝Lが出席して1つ1つの事案について多岐に渡る討論と各議事の承認が行われて行った。

  

 年が明けてからの例会は、そのほとんどのアクティビティと共に、自粛と中止を余儀なくされ長いライオンズ史の流れの中においても、全く異例の事態となって今日に至っている。

 この間の中込会長始めとする執行部の試行錯誤と思索の過程は、向かい合うテーマが初めてのものであると言う点1つをとっても、なかなかに選択の難しい、苦渋を伴うもので有ったであろうことは、想像に難くない。

 その厳しい状況の上に立ち、会長のスローガン!゛温故知新”を基軸に考えてみると、この度のコロナウイルス感染拡大のプロセスとそれに1時翻弄された社会、経済、そして庶民の生活と言う物について、しっかりと精査、分析してその詳細を明記しておく必要が有るのだと痛感させられた。


 我々ライオンズクラブはもとより、政治も企業もその対応に関しては有効な手段がなかなか見付からず、クラブとしても新しいアプローチをトライしてみる余地の無い新型コロナウイルスの猛威と不気味さと言うものは、正確にその事実の経過を記述として残し、想像を超える有事への適切な対応や、その事態に陥った時の混乱する社会への有意義なライオンズとしての対応、有効なアクティビティといったものについて、私達会員はその総力を結集してディスカッションを重ね、いくつかの方向性を見付け出して行く必要性を感じさせられた。


 こうした中で中込会長から1つのアイデアが提示され、5月の例会から、『Web例会』と言うものが行われるようになった。

 もちろんこの『Web例会』は、まずは試験的な試みと言う事でのスタートで有った為、全会員にあまねく浸透させて行くにはまだ基本的な課題が幾つか有るが、確実に沈静化の兆しを見せるコロナウイルスの影響について、しかしながらまだ今秋、冬に予想される第2波、第3波のコロナ感染リスクと言うものを考慮しつつの安心、安全な対応として一考を要してみると小林次期会長の2020年度以降の例会スケジュールの基本的な形式が、第1例会が通常通りの甲府記念日ホテルで、第2例会がこの新形式の『Web例会』でと言う方向で定められたのは、中込会長からの方針を踏襲した順当で冷静な判断の結果であると評価したい。


 そしてこの『Web例会』の1年間の基本的な定着におけるもう1つの大きな狙いと言うものも付記しておきたいと思う。


 それは小林次期会長の中核として検討、予定されているアクティビティで有る「ライオンズ寺子屋(仮称)」支援と言うものに関しての財源の確保と言う側面である。

 このアイデアについての詳細な説明は小林次期会長にお願いするとして、かいつまんでの概要について触れるとすると、今期のコロナ禍に寄ってバイト先を失った学生達に声を掛け、同じくコロナ禍で仕事を失った世帯の中で、あるいは一人親のゆとりの無い家庭の中などでなかなか勉強の時間が確保出来ない子供達を当ライオンズクラブで集めて、バイト希望の学生と子供達のその相方に指導と学習の機会をバックアップして上げると言うアクティビティである。

 今ここに生じた社会的な弱者の困窮に対して、その痛みを少しでも和らげる為のアプローチと言うものが実現出来るので有れば、この『ライオンズ寺子屋』支援と言うものはとても意義深いものが有ると思うし、このアクティビティを1つのキッカケとして、広く深く同様のボランティアのうねりへと繋がって行く可能性も期待したい。


「松木Lからの提言について」

 そしてこの月1度の例会と、もう1つの例会を「Web例会」にして行くと言う方向性について同席の松木Lから1つの提案と貴重な意見が出された。

 それは甲府ライオンズクラブのメンバー諸氏の明確な1つの意思として通常の例会を通常の形で執り行うと言う方向性を出来るだけ堅持してもらいたいと言う考え方で有った。

 そしてこの松木Lからの真っ直ぐな意見は、当クラブの会員諸氏の中にある定数存在しているもので有ると当然考えられた。

 例会において会員が顔を合わせ、各アクティビティや委員会報告を確認などしながら会食を行ない、そこから生まれる親睦やコミュニケーション、この時間がクラブとして会員同士の相互理解と、結束を深める貴重な時間となって来ていると言う実情は確かなものであると思う。


 この例会の時間を日常の中の貴重な楽しみの時間として位置付けているメンバー各位が居る事もむべなるかなで有るのだ。


 先ほどの説明とやや重複するが、この「Web例会」についてのもう1つの捉え方として、コロナ禍のリスクをある程度慎重に避けて行くという対処の上に「Web例会」を提唱して行くと言う事以外に、時代や今に即した新たなアクティビティを創造して行くと言う事の財源に活用するという考えのその実現に役立てたいというものが小林次期会長の基本的な姿勢として確固として存在し、その新たなアクティビティの意義と方向性について、ライオンズクラブメンバーの深い理解と了承をお願いしたいという形が今回の理事会での表明でもあった。


 そして通常通りの月2回の例会を会員同士の親睦と結束の為になるべく早く復活、定着させてもらいたいと言う松木Lに代表されるメンバーの意見に賛同する会員各位の皆さんの気持ちの中にも、そして今回の対コロナ対策をも踏まえながら、新しい『ライオンズ寺子屋』支援の財源へと活用したいと言う小林次期会長を始めとする新執行部の中にも、今のままの甲府ライオンズクラブの活動全般について、歯がゆさや小さな恒常的な疑問を感じている処は相方共通の事案であるという事も、今回の理事会でのディスカッションの中で確認出来た。


 それはまさに゛We Serve”の根本から生まれでるクラブ事業についての次なるステップ、新たな創造についての模索であり、フロンティア(開拓)の必要性というものである。

 例会を積み重ねる事に寄って育まれて行く会員同士の融和と親睦という必要不可欠な側面と同様に、今ここに生きて、そしてその時代や世相の中で支援や奉仕を切望している人達に対して、なにがしかのアクティビティをしっかりと発揮して社会の啓蒙に当クラブが自己表現をして行くと言う、いわば内から外へ向けてのアクティビティの1歩こそが真に求められているのではないかという認識、その両面のバランスと実行力が、小林次期会長の要としての理念であり、課題として掲げている点なのだと表明された理事会の時間であった。

 その事をここで報告させて頂き、月1度の例会と、月1度の「Web例会」の実行に際しての会員各位のご理解、ご協力をお願いしたいと思う。


 また、最後に付記する事が有るとすれば、このコロナは第2、第3の感染を見据えての「Web例会」に関しては、今後の感染の推移などを見極めながら年間のクラブの予算と経費を検討の上、多少の柔軟性を以て実行して行きたい旨で有る事を書き添えておきたい。

 たとえばライオンズの事務局を活用しての例会実現に向けて、順次検討をして行くと言う案も理事会において小林次期会長から提案されていたのである。



 
 献血活動

2020/5/29掲載

 コロナウイルス拡散防止のため、献血のイベント会場や企業など団体での献血活動ができなくなり、血液が不足しています。

 ライオンズクラブとして、このアクティビティは譲れないということでいつも通り献血活動をしました。

献血量 92,000ml
成分輸血 37名
60名の献血者でした。
ありがとうございました。

会長は今回で10回目だったため記念品をもらいました。

 




 コロナ感染に対応してー
 甲府ライオンズクラブの5月の第1歩

2020/5/15掲載

 コロナ感染拡大を受けて政府から緊急事態宣言が4月7日に発令されてからほぼ1ヶ月、官民1体となって外出制限や三密の場所に近付かないなどの対応を重ねてきて、ゴールデンウィークを迎えた。

 甲府ライオンズクラブも5月も含めれば約3ヶ月に渡って各アクティビティや例会などを中止する方針を固めて今日に至っているのだが、その厳しい制約と社会的な環境の中、ライオンズクラブとして逆風に喘ぐ世情に向けて、何か為すべき事が有るのではないか?と言う中込会長を筆頭とする執行部の思いが思案を重ねて幾つかの行動に繋がった。


 その1つが5月の第1例会を「WEBにてオンラインを通じて行う」と言うものである。8日の金曜日、pm13:00~13:30にかけて会員との連絡、交流、そしてディスカッションを計ると言うもので、是非多数のメンバーの参加を得て、実験的な第1回オンライン例会とは言え、今の時代に即した新しい意欲的なチャレンジとして実り有るものにしたいと言う会長からのメッセージとして受け止め、そして会員各位のご協力をお願いしたいと思う。


 そして日を追うごとに状況が逼迫している医療現場。
「マスク」や「防護服」の圧倒的な不足感は鬼気迫るものさえ感じる。病院内での集団感染の恐れから、感染の疑いが有る患者らの受入れ拒否を余儀なくされている救命救急センターの混乱など、まさに今、我が国の医療現場が崩壊の危機に直面している異常事態なのである。


 そのような極めて深刻な情勢の中、今村Lからのご厚意とアドバイスを頂き、「100着分の防護服」を我がライオンズクラブが託される事になった。
急を要する事なので、さっそく市役所に一報を通し、樋口(L)市長の元へこの防護服を寄贈する事になった次第である。

 5月1日の金曜日。am10:50に市役所に中込会長と幹事である梅田Lが待ち合わせ、11時より樋口市長と会う約束が交わされた。


 この日は折しも前夜からの、「昇仙峡の山火事」の対応のため、市長においては誠にご多用の時間であったようだか、ライオンズクラブからのこの「防護服」の寄贈については大変喜んで頂けた。

 病院の関係者に聞いた所によると、「防護服100着」は、総合病院などの規模の現場では、ほぼ1日で消費してしまう分量なのだそうである。
しかしながら、だからこそ、その1日分が緊急の現場では貴重なので有るとも言う。


 かつて経験の無い、この差し迫った現況の時間の中、1つのサポートの動きは、その背景に脈打つ大きなエールの現れとして医療現場の人達に届いて行くのだと感じた。

  

  


 中澤L 第二副地区ガバナー立候補
 
2020/2/10掲載

 2月3日(月)当クラブメンバーである中澤一浩Lが、第二副地区ガバナー立候補の届出書をキャビネット事務局に提出してきました。

その後、指名委員会が開かれ、中澤Lが有資格者であることを確認し、候補者として確定されました。

さぁ、これを機に勢いをつけ麗しい未来へ繋いで行かなければなりません。

 



 1月第二例会(ゲストスピーチ:山梨県立盲学校元校長)
 
2020/1/28掲載

 1月24日(金)、1月第二例会、ゲストスピーチに山梨県立盲学校第29代校長小松 裕子様をお呼びいたしました。

 実は、会長スローガンでもある『温故知新』で古きをたずねたら共通点があることに気が付きました。


 山梨県立盲学校は昨年100周年を迎えました。ライオンズクラブは103年前の1917年にアメリカ、シカゴで創設されました。当初から失明と闘う活動で知られその歴史が現在まで引き継がれています。(創設まもない1925年にはライオンズクラブ国際大会でヘレンケラーがスピーチをしました)

なんと、約100年前からココ山梨とライオンズクラブに共通点があったのです!


 長きに渡り山梨でなされた盲ろう教育は、今日の特別支援教育に多大な影響を与えました。その間の資料は当時貴重だった16ミリフィルムなどの形で残されていますが、まだまだ研究の余地を残すものであり、後世に伝えていかなければなりません。

 しかし、山梨県立盲学校の100年の貴重なデータの損傷が著しく、デジタル化することが急務な状態です。今、『急務』の予算の確保が難しいと知り、行政の手の届き難いところを支援するのがライオンズクラブの役目と判断して当クラブメンバーから例会にて募金を募りました。

 盲ろう教育は大変難しく古いデータは、現在の特別支援教育においても大いに参考になるものです。全てを電子化した後にはデータを公開し、全国の皆様の教育活動に寄与していくとのことです。


※こちらを見た方に更なる募金にご協力いただけたら幸いです。
 http://www.ysvi.kai.ed.jp/
 山梨県立盲学校のHP


 例会および新年会

2020/1/20掲載

 2020年 1月10日(金)甲府記念日ホテルにおいて、例会並びに甲府ライオンズクラブ、新年会が催された。


 小林第1副会長の「開宴のことば」に続いて、小穴直前会長の「ウイサーブ」で新年会の開宴となった。

 会食の時間には毎年恒例の「餅つき」がある。

 今年は中道に有る「平和堂」から社長直々に30分前に炊き上がったばかりの餅米を届けて頂き、さっそくの「餅つき」となった。


 例会に参加していた年男、年女は会長から記念品の贈呈を受け、率先してこの「餅つき」にも参加する事になって、年初の「縁起」を担ぐ事にもなった。
  
    年男、年女への記念品贈呈

 まず「平和堂」の社長の音頭に合わせて中込会長が年男として名乗りを上げ、ついで名執Lが気合を入れてこれに加わった。

   

 
 この突きたてのモチモチの「餅」をたっぷりの大根おろしをかけたもの、そして磯辺巻き風のもの、さらにあんこをまぶしたものと三種類に分けて会員それぞれが味わった。またこの3セットのお餅が一人一人にお土産としても手渡されたのは、毎年の事とは言え家族へのお土産としてもうれしいものである。


 メンバー各位、ご承知の事かも知れないが、「餅つき」は古くから続く冬の風物詩で、平安時代以前からすみずみにまで広まったらしいと言うのが定説のようだ。

 そして「餅」と言うものはそもそも「稲」の霊が宿るハレの日(吉事、吉縁の日)の食べ物で、これを食すると新たに強い生命力が与えられるとされていたとある。
その為毎年のお正月、家に来た年神様はその家の鏡餅に依り付くとされた。
つまり鏡餅に年神様の魂(みたま)が宿る。そしてその鏡餅をお正月の間に神棚に供え、年男(家長)が家族分の小さな丸餅として下ろして無病息災を祈念した「御年魂」にしたのだと言う。

 それが今に伝わる「お年玉」の原型のようなのだ。


 今年の栄え有る年男の代表として、おん歳72才を数える最高齢の内田Lが、本年のライオンズ新年会の〆を行ない、中込会長を始めとする会員各位の1年の健勝と活躍をお互いに祈念して、閉会となった次第である。


内田L 

2020年年始挨拶(年男代表内田L)

「前へ!️ 雑感に添えて」

 

 


 

 
 第62回チャーターナイト&クリスマス忘年例会
 
2019/12/19掲載

 12月8日(日)、第62回チャーターナイト&クリスマス忘年例会が甲府記念日ホテルで開催されました。例年通り、日ごろの感謝の意もこめて、各ライオンご家族と一緒に行っております。


チャーターナイト記念委員長挨拶
   
  


 今年は甲府市甲運地区ジュニアリーダーをゲストとして2名をお迎えし司会と意見発表を行いました。ジュニアリーダーの活動は地域活動や社会奉仕を行っており、まさにライオンズクラブの活動の内容が合致しております。

 

 感動した?!先輩達は、ジュニアリーダーにまた例会に来るように勧めたり、入会を勧めたりするメンバーがおりお互い良い刺激になったようでした。 これからも何かあればジュニアリーダーに協力していきたいと思いました。


 そして、お楽しみ抽選会では各メンバーが豪華景品を持ってきてくれたので大いに盛り上がりました。

 

 
みんなで歌おう
 
ライオンズローア




 ジュニアリーダーとは、地区で推薦された青少年(中学生・高校生・大学生)を青少年ジュニアリーダーに委嘱します。地域における中心的な役割を担えるような人材育成(リーダーとしての資質や技能を高める)を目指しております。

 甲府市の場合、令和元年度は331名が地域活動や社会奉仕(環境美化・公共物の保全等)ボランティア活動に積極的に参加しています。

 市全体での研修会を年回5~6回開催し、新しい体験をとおして集団の運営や活動に必要な基礎知識や技能を身につけ、人間形成に努めます。

 

 第35回山梨県特別支援学校スポーツ大会

2019/10/29掲載

 10月26日(土)、第35回山梨県特別支援学校スポーツ大会が日世南アルプススタジアムで盛大に開催されました。

 前日の雨が心配でしたが当日の朝は見事に晴れました。遠くには霊峰富士がドーンっと構えているが見え、生徒達もやる気倍増したのではないでしょうか。

 

 今年で35回目で第1回から当クラブが協力という形で支援させてもらっております。何回見ても新鮮です。先生や生徒達がプレイする生徒達を大声で応援します。頑張れ~頑張れ~~~っ

 

 当クラブで1番声の大きい小穴直前会長より大きい声で声援していたように思えます。見てるこちらも自然と手に汗握ってしまいます。転んでも立ち上がり、また転んでも立ち上がる。あきらめたっていいのにゴールに向かって進む姿は感動。

  

 ラクビーワールドカップと同じくらい盛り上がりました。

 生徒達はもちろん、我々も心身ともに成長できた気がします。

 



 ライオンの池清掃と愛宕山の文化史について

2019/10/29掲載

10月11日の金曜日、毎年恒例の『ライオンの池清掃アクティビティ』が行われた。

 この愛宕山の山頂付近には県立科学館があり、こどもの国の愛称で親しまれている愛宕山公園が広がっている。
1974年(昭和47年)こどもの国、1998年科学館が整備されて今日に至っている。

 

 ライオン誌をひもとくと、実は1970年に山梨県内のライオンズクラブで構成される「オール山梨」の事業としてこのライオンの池は寄贈されたと有る。翌年の7月、甲府ライオンズクラブから勝俣 進地区ガバナーが就任する事が決まって、甲府が中心となって作り上げたものとなっている。

 寄贈してからほぼ50年が経とうとしているライオンの池。今もきれいに使われているのは、当クラブの清掃活動の継続が貢献している。

 50年前のメンバーは誰も居ない今、ライオンの池、そして愛宕山に関しての謂れなどをもう1度再確認しておく事にも意味が有ると思われる。何故なら、このライオンの池清掃においては、早朝6時からの作業にも関わらず、時には冷たい雨の降る中、そして時には寒風の吹き荒ぶ中、メンバー各位の意識は高く、各々が声を掛け合い、笑顔を忘れる事なく隅々までの清掃に心を砕いていて、今日に至っているからで有る。

 

 そもそも愛宕山の「アタゴ」の意味としては、「高所」「険所」という言質があって、これを日常的に解釈すると、「特別の場面」と言う意味にもなると思う。
標高は僅か440mの比較的小さな山では有るが、晴れた日には富士山も眺める事が出来るし、連なる山々の下に広がる甲府盆地の、人々の営みを眺める事も出来る。こどもの国が創られたように、その景観も環境も、人々の情感を豊かに育むものを有していると感じるのだ。

 ライオンの池が有る広場から徒歩で15分前後の所に「夢見山」が有る。遠く平安時代には、ここは「夢山」として歌にも詠まれていたらしい。


 甲斐の国を武田信虎が治めていた時代、今川義元の軍勢が甲府盆地に攻めいった。この時に「夢見山」に登って敵情視察を行った信虎が、うとうととまどろみ夢を見た時、夫人の胎内に男児が入る場面を見たと言う。そして間もなく夫人は身ごもり武田信玄を産んだと言う言い伝えが有り、これが「夢見山」の名の興りとされている。


 また、江戸時代に入ると、柳沢 吉保の息子、吉里は「甲斐八景和歌」を定めたと記述されていて、その中にも、「金峯暮雪」(金峯山の夕方の雪の眺め」や、「富士晴風」(快晴の富士山をわたる爽やかな風)と共に、「夢山春曙」(夢見山の春の夜明)の1首が八景の1つとして載せられているのだ。

 まさに富士山や金峯山にも比肩する1つの景観として愛宕山が上げられている事には、驚かないではいられない。

 また、なればこそ、長い歴史の中において、いかに「愛宕山」の場所とそこから見渡せる甲斐の国の一望の姿が、人々に親しまれ愛されて来たかを思わずにもいられないと言う事になる。


 そんな事も含めて考えると、この「愛宕山」が特別な場所で有る、と言う事が納得されるし、こちらにこどもの国が設置され、自由広場や科学館、少年自然の家などが建てられた事も理解出来ると思う。




 この写真は、ライオンの池に書かれた色とりどりのタコや魚達のペイントで有る。子供達の楽しみとして、毎年様々に書き直されているものだと言う。

 もともとライオンの池はプールのような施設だが、小さな子供や泳げない子供達も、危なげなく遊べるように工夫がされている。7,8月の夏場には水深20~25㎝近辺あたりにまで水を張り、子供達が水遊びをする場所として解放されている。
また、その他の季節にもパワーパドラー(子供用の手漕ぎボート)なども楽しめる企画が有ると言う。

 少年自然の家の設置目標として、「恵まれた自然の中で少年少女の豊かな情感を養うと共に、自律、協調、友愛及び奉仕の尊さを体験的に学習させる」と有る。その場所として活用されているライオンの池の清掃と維持について、甲府ライオンズクラブの毎年の早朝清掃アクティビテイは、約50年の継続をみて、さらにその役割の意義を深めていると言って良いのかもしれない。

 その丹念な継続性を評価され、またここに至るまでのライオンズメンバーの意欲と意識に対して、昨年度の「最高アクティビテイ」の授与と言う栄誉となったと認識したいと思う。



 統一奉仕デー&臓器移植普及キャンペーン

2019/10/15掲載
 10月6日(日)330-B地区地区統一奉仕デーで10R合同清掃を行いました。甲府駅周辺は他団体も清掃奉仕をしているので比較的キレイに保たれています。よって今年は舞鶴城公園(甲府城跡地)の鍛治曲輪門周辺をメインに清掃奉仕活動を行いました。早朝より多くのメンバーのご参加いただき無事執り行われました。

 

 

 また、午後からはイトーヨーカドー昭和店において臓器移植普及キャンペーンも行われました。毎年10月は「臓器移植普及推進月間」として、広く全国において、臓器移植に対する認知と理解が進むように普及啓発の取り組みを行っています。  

 臓器移植法が施行された1016日は、家族や大切な人と「移植」のこと、「いのち」のことを話し合い、お互いの臓器提供に関する意思を確認する記念日「グリーンリボンデー」としています。

この機会に、家族や大切な人とイベントに参加するなどして臓器移植や意思表示について考えたり、話し合ってみてください。



 
 八ヶ岳アートビレッジにて(テニス部会)

2019/10/07掲載

 9月29日、日曜日、我がライオンズクラブのテニス部会メンバーは、毎年恒例のテニス、スペシャル強化プラン(?)遂行の為、小淵沢にある゛八ヶ岳アートビレッジ“に参集した。富岡Lの声掛けでゲスト参加した野沢雄三氏を入れて8名の部会員が集まり、やや秋の気配が漂いはじめた小淵沢の澄みきった空のもと、意気揚々とそれぞれが愛用のラケットを片手に、コートの上に立った。



 「中村キースヘリング美術館」の脇道をほんの少し下ると、この2面のテニスコートは有る。午前9時に現地集合と言う事だったので、時折頬をなでる風は、緑の匂いを伴いながら、少し冷たくて心地よい。

 テニス部会に欠かせない望月L.宮川L.そして元ライオンズメンバーであった桐谷さんが残念ながら欠席。

 この日は富岡Lを筆頭に、飯室L.小林L.八巻L.梅田L.三枝Lの6名がライオンズから参加し、梅田Lの奥さんも紅一点の女性参加者として華を添えてくれた。



 2面あるコートの内、奥にある1面は手入れが行き届かず、また利用者も少ないせいか、半面ほどうっすらと緑青の苔が生えて広がっていた。その上、あちこちに散らばったドングリの実が足元を滑らせる心配もあり、こちらでの試合は諦めようと言う事になった。その為1面のコートの方でダブルスを行ない、その時の顔ぶれでペアを決めて、4ゲーム先取の対戦が開始されたのである。


 いつもの事ながら、我がライオンズクラブのテニス部会は、笑いが絶えない。ゲームを興じる者も、コートの脇のベンチに座って観戦する者も、気心の知れたメンバーと、大好きなテニスが出来るその喜びで、満面の笑顔である。

 とは言え、ゲームについてはそれぞれのプライドを賭けての真剣勝負(…に見える)!一打一打に歓声が上がり、次第に熱を帯びていった。

 球数よりも口数が多い(笑)小林Lも、「バシッ❗️」と言う掛け声と共に強打を放ち、「キーン!」とか、「シャー!」とか言う意味不明の効果音を小さく叫びながら自慢の俊足でコートの中を駆け回っていた。そして、ごくまれに鋭いショットが相手コートを切り裂いたりするので、そこら辺だけ…ほんのわずかに…恐れられているようにも感じられた。

 八巻Lは、その人柄そのもののテニスで、慎重かつ丁寧なプレーを心掛けている風に感じられた。

 飯室Lも時折の休憩を挟みながら、しかしテニス自体は他のメンバー同様の試合数をこなしていて、年齢に挑むかのようなそのチャレンジ精神には、いつも驚かされる。

 梅田夫婦に関しては、仕事ぶり同様、テニスコートの中でもパワー全開だ!もちろん時には力が入り過ぎて空振り(笑)する事も有るが、多少のミスにはめげないメンタリティと、夫婦双方がお互いをライバル視して競い合い、攻め(責め)合いながらのテニス対決は、いつ見ても二人に拍手を贈りたくなるような熱戦になる。

 (追記)三枝Lと野沢氏の二人は高校時代 いやもっと前からの同級生であり日々ともにテニスをしているためか、球筋がよく似ているように感じる。三枝Lは対戦相手の傾向を見ながら、次にどんな球を出せば相手がどう出てくるか常に考え、予想と結果がどうであったかを常に楽しんでいるようだ。(日々テニスの結果や気づいたことを日記に書くという徹底ぶりには脱帽する)


 そんな形で目一杯テニスを楽しんでいる会員の姿を、目を細めながら見守っている富岡Lの姿を眺めながら、小淵沢での穏やかなテニスの1日を、皆で楽しめた好運に感謝した1日となった。

文:PR委員長 三枝L
追記:梅田

 


 第二例会(温故知新・甲府開府500年・軽減税率)

2019/09/30掲載

9月23日、金曜日、「記念日ホテル」にて9月の第2例会が行われた。
中込会長はご尊父の葬儀直後と言う事も有り欠席で、代行として小林隆広第一副会長の挨拶の後、開会となった。



 まず来賓挨拶と言う事で10R_1z ゾーンチェアパーソン斎藤忠文Lが壇上に立たれた。8月23日に行われたガバナー訪問の折りの、甲府ライオンズクラブ会員の参加、協力についての謝辞からはじまり、10月6日に予定されている統一奉仕デーへのより一層の協力をお願いされた。



 また竜王ライオンズの現状に触れながら、1つの課題に向かい合っている想いを告げられた。

 それは甲斐市という1つのエリアとして考えた場合、人口は増加傾向にある上、行政単位では様々に拡大の方向へ進んでいるというのに、ライオンズクラブとしての規模においては会員数の減少と言う深刻な課題の解決に効果的な方策が見出だせないでいると言う憤りの指摘であった。


 ある側面マンネリ化してしまったライオンズの行事、アクティビティに追われ、その繰り返しをこなす事に専念する過程の中において、つい疎かになってしまった変化や改革。新しい魅力に溢れて、しかも現在の日本社会に貢献し得る事業のアイデアや発信に必ずしもフォーカスして来なかった時間についての反省の弁であったが、これは現行の当ライオンズクラブにおいても決して無縁の課題ではないという処に関しては、大いに共感させられた。


 その点をふまえて、斎藤ゾーンチェアパーソンの口から、当クラブの中込会長が掲げる「温故知新」という一言が出て来たのは、注目に値すると感じられたのである。


 つまり、通例や慣例化したライオンズのアクティビティをしっかりと見直し、そしてまた過ぎ去って来た時間の中で、見失なわれて来た「意味の有るもの」、そこにもう一度着目して価値を吟味し、会員それぞれの意見に耳を傾けながら、これからの若い世代にも共鳴を促すべき新しいライオンズの活動像や諸事業を見つけ出して行こうと言うその方向性において、斎藤Lの抱える想いと、中込会長の思索しチャレンジして行く意味は重ね合っているのだと実感出来たのである。



 さて、次のメンバースピーチとして、樋口L(甲府市長)の挨拶が行われた。
今回もその主眼は「開府500年」に関しての市企画の諸事業、イベントについての説明であった。



 いよいよあと3ヶ月で「開府500年」として盛況であった1年が終わろうとしている。すべての姉妹都市、友好都市と親睦と絆を深め、たくさんの成果を上げながらラストスパートに入ったと言う樋口Lの熱気が、これからに控える企画それぞれにパワーを与えているように感じた。

 とりわけ、「甲府フルーツフェスタ!」をやります、との宣言の後で、「1コイン、500円でいろいろなフルーツを食べられますよ」との説明があり、
「すなわち開府500年!サイフ500円!」と小さく叫んで会場の笑いを誘っていたのは、有る意味(?)見事であった(笑)。

 10月には「甲府大好き祭り」が予定されていて、大観衆の熱狂が話題になった去年のディズニーキャラに負けないものを!と、今年はサンリオピュアランドから、ついに「キティちゃん」の来甲を実現させたとの事。

 あっぱれと言うしかない。


 さらに11月に入っては常磐ホテルにおいて恒例の「将棋の日」をさらにパワーアップした形で催し、子供将棋や、プロ棋士と甲府の腕に覚えのある将棋指し多数との同時対局などが企画されているらしい。

 そしてここでも極めつけは、あの天才棋士として耳目を集めて久しい藤井七段も顔を出して、この「将棋の日」に華を添えてくれると言う大きな吉報が、最後に樋口Lの口から伝えられたのである。

 会場からはどよめき!
そしてあちこちから拍手と歓声が上がった例会と相成った次第である。


 前回の樋口lLのスピーチの時に出た言葉の中に、
今回の「開府500年」の道も、「温故知新」という観点からまさに出発したものである!と言う一節が有った。

 そして実は大切なのはこの「開府500年」の大きなムーブメントが終わった後にある!とも述べていた。成し遂げられた1つの足跡をしっかりと見据え (温故)、そこから先にどのような創造的な活動、事業を新たに、そして具体的に積み重ねて行けるかどうか(知新)、その点をこれからの恒常的な課題として認識して行くと言う固い決意を表明していた事を思い出したスピーチであった。


 そして今日の例会には、消費税率変更の来るべき日が近いと言う事も有り、甲府税務署から記帳指導推進官の奥谷様が、「軽減税率」に関しての注意事項などを中心にした説明に来てくださった。

 現状では、主に飲食を取り扱う中小の企業や飲食店において、戸惑いや不安が有ると言う報道がしばしば身受けられる。その事への対応やサポートも含めての今後の見通しについて、何人かのライオンズメンバーとの質疑応答もあり、意義の有る時間になったと実感した次第であった。



 三澤L 春の叙勲「旭日双光章」受賞
2019/09/20掲載

甲府ライオンズクラブ第57代会長 三澤茂計Lが2019年春の叙勲旭日双光章を受賞されました。我々、甲府ライオンズクラブとしても大変喜ばしく、また誇らしく思っております。

そして先日、「三澤茂計氏 旭日双光章」受賞を祝う会に参列してきました。

三澤Lのワインや山梨に対する熱い思いが想像以上で驚きました。

その中で縄文時代の食文化にも興味があるとのことで、今期会長スローガンでもある温故知新と同じではないか!と山梨の色々な美味しいワインを飲みながらひとり興奮しておりました。

この度は誠におめでとうございます。

文:L中込

 

 




 納涼例会
2019/08/24掲載

8月9日の金曜日、夏本番の陽気の中、pm6:00より「古名屋ホテル」にて納涼例会が行われた。丸テーブルにそれぞれ会員が思い思いの席に着き、第1部としての例会は駈け足で終了。そのまま足早に第2部の納涼会へと移行して行った。

生ビールやウーロン茶を飲み交わしながら、いつも通りの歓談の後、お楽しみのアトラクションへと進んで行き、゛くじ引きによる豪華賞品を果たして誰がゲットするかの、注目すべき、賑やかな時間となった。




中込会長賞品の4名を筆頭に次々と当選者が笑顔で記念写真に収まり、納涼会は誠に和やかに進んで行った。

また、今村テールツイスターから、日本製の「小紋手拭い」が各自にプレゼントされていたが、このくじのに外れた会員の、涙(?)を拭くのにも役立っていたかも知れないし、「宝くじ10枚組み」を当てて、「まさかこれでドネーションとか取られないよネ」と不安気に呟いていた会員の、冷や汗を拭くのにも役立ったかも知れない。

納涼会は8時を回った所で無事終了。

委員長風間Lをはじめ、計画文化委員の皆様、お疲れ様でした。








 甲府市長表敬訪問
2019/08/07掲載

8月6日火曜日。
午後1時30分から樋口甲府市長への表敬訪問を行った。

忙しい中、同席して下さったのは、

「甲府市教育委員会、教育総室 室長 太田 ひろみ」様と
「甲府市福祉保護部 室長 久保田 幸胤」様のお二人で、

中込会長の「薬物乱用防止教育」に向けての思いをしっかりと理解して頂き、今後の対応に向けて前向きな検討を示唆して下さった。

 「今期の教育カリキュラムについてはすでにその枠組みが出来上がっているので、来期のカリキュラムの中にどのような形でその計画を組み込んで行けるか、そこを考えて行きたい。」と言う返答を得た。


 また樋口市長に向けては「温故知新」の会長スローガンに関連して、多岐に渡ってのライオンズ活動の創造に、行政からのアイデアや要望などを遠慮なく提案してもらいたい旨を、お伝え出来、有意義な時間となった。

 この「薬物乱用防止教育」についてここまで携わって来た中込会長の真っ直ぐな気持ちと、そこにおける現状についての梅田幹事の適切な説明も重なって、同席の方々にしっかりとしたインパクトを与える事が出来たと感じたので、今後の具体的な取り組みについて、ライオンズクラブの中でのさらなる継続的な議論が必要となってくると言う思いを強くした次第であった。


  

  
        樋口甲府市長             中込会長・梅田幹事
  
   市長室の美術品

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